私の旦那様は特殊捜査官
『結ちゃんはとても可愛い・・・

琴美さんによく似てる・・・

だからこそ、綺麗な状態で、結ちゃんを

お返ししたいんです・・・

でも、条件を呑んでくれないのなら、

結ちゃんは結ちゃんでなくなります』



博人の言葉に、冷や汗が流れた。


だってその言葉の意味は、

遠回りでも、よくわかったから。


結の命はない・・・

そう言いたいのだろう。


…私はどうすればいいのだろうか?


『今から1時間だけ、貴女に考える時間を

あげましょう・・・ただし、

この事を大河内秀にも、身内にも、

明かさないと約束してください・・・

この携帯番号も、誰にも教えない事。

それに違法した場合、即刻、結ちゃんは、

結ちゃんでなくなりますから・・・

僕は何時でも、貴女を見ていますから』
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