私の旦那様は特殊捜査官
どれに乗る?とか。

あれにも乗ろうとか。

色んな話をしながらアトラクションを楽しんだ。


この平凡だけど、穏やかな時間が、

どれだけ幸せな事か。


今まで、苦労してきた分、

本当に、今の幸せがある事は嬉しかった。


…午後1時。

「ママ、お腹すいた~」

結の一言で、遅れた昼食をとる。


「パパ、朝ごはん遅かったのに、

よく食べるね~」

結は目を丸くしながら呟いた。


「これだけ食べても太らないんだから、

羨ましい」

私は本音をポツリ・・・


「琴美は痩せなくていい。今が丁度いいくらいだ。

だからって、それを維持するために、

食事制限なんてするなよ?

太ろうが、そのままだろうが、琴美は琴美なんだから」

そう言って微笑んだ秀。
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