私の旦那様は特殊捜査官
「琴美、ありがとう」

「・・・秀?」

涙目の琴美が、オレをジッと見つめる。

オレは、ニコッと笑って、琴美の頭を優しく撫でた。


「警察官は、オレの天職だ・・・

だから、辞めたりなんてしないよ・・・

琴美が許してくれるなら、一生警察官でいる」


「…バカ、私の許しなんて必要ない」

…互いに近づき、互いを抱きしめあった。

琴美の笑顔を守れるなら、警察官として、これからも頑張っていく。



「…パパと、ママ、ラブラブだね」


「「結」」

オレと琴美の声がダブる。


「いいよずっと抱き合ってても・・・でも!

結も混ぜて!!」

「ワッ」「キャッ」

結がオレと琴美の間に飛びついた。


「コラ結、お腹の赤ちゃんが驚くだろ?」

そう言って結を叱る。

「ぁ・・・ごめんなさい」

結は、ハッとしてシュンとなる。
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