【短】続☆ブサイク王子!?
すれちがい
『あたし もう帰る。あと あたしに構わないで。馬鹿…』
あたしは流儀から走り去っていた…
もう…流儀の隣に居るのが辛い。
あたしのこと…好きじゃないくせに…
キスなんてしないでよ…
すると―…
『バーカ。いくら走ってもムダだよ、のろま!』
後ろから優しく抱き締められる。
『離せ。このやろう』
『茉里奈 怖っっ!!』
あぁ…また涙が…
『うるさい…触らないでよ…何となくしか好きじゃないんでしょ? だったら触れるなよぉ…遊園地来たのに…流儀は楽しそうじゃないし…遅刻するし…流儀なんて大嫌いだよ…』
『…茉里奈、こっち向いて』
『イヤだ』
『良いから』
無理矢理 流儀の方に体を向けさせられる。
『馬鹿茉里奈…お仕置き』
流儀が深いキスをしてきた。
『んん…んっぁ…』
苦しい…
キスは次第に激しく、もっともっと深くなっていく。