好きだなんて言わなければよかった【完】



「まぁ、それを言うならこっちのほうよ!紗綾ちゃんは、かわいいし、旭くんもカッコいいし!2人とも学校でモテるでしょー」




「いやいや、それが全然なの!紗綾も旭もガード固すぎなんじゃないかってくらいそういう話題聞かないのよねー、ていうか、そんなことより真生くんのほうが絶対モテるわよー、女の子たち放っておくわけないもの!」




なんだか、変な風に話が盛り上がってきてしまった。




はぁ…もういいや、少し放っておこう。絡まれたら面倒だし…





私は、なるべく話に巻き込まれないように距離をとる。




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