好きだなんて言わなければよかった【完】
「うそー、紗綾!あんたいつの間にそんないい男見つけたの!」
「だから、」
「ねー、ホントよ。私的には、真生の紹介だと思うのよねー」
「なるほど、そういうことねー」
私が反論する隙を与えずに話を進める2人に私は、呆れて言葉も出ない。
…もう、いいや…どうせ、今何を言ったって2人には通じないだろうし…てか、さらに、話を大きくしそうだし…
お母さんには、帰ってから、言えばいいや
そう思って、私が2人から視線を外すと、
パチッ
なぜか、少し不機嫌そうな真生くんと目があった。
…あれ?な、なんか真生くん、機嫌悪い…??