好きだなんて言わなければよかった【完】
“小夜子に心配かけたくない”
そんな感じが紗綾からビシバシ伝わってきていたし…。
でも、紗綾は、いつも1人で突っ走って失敗しちゃうタイプだから…ちょっと前に、1回紗綾と話をした。
私を頼ってほしいんだ
そんな気持ちを伝えたくて…。
そしたら、少しだけど紗綾が笑ってくれたから…正直、大丈夫だと思ってたのに…。
今日の朝、教室で会った紗綾が、あの日の彼女とダブってみえて、かなり焦った自分がいた。