好きだなんて言わなければよかった【完】
…小夜子??
そんな反応が気になって、声をかけようとした時、
キーンコーン、カーンコーン…
始業を告げるチャイムが鳴り響いた。
瞬間、
「うわっ、次の授業何だっけ?」
「英語だろ!」
「マジ!?なんか、課題とかあったけ??」
慌ててバタバタと、授業の準備をし始めるクラスメートたちの姿が目に入る。
そんな中、
「…うわっ、ヤバい。英語だって!!私、今日当たるのに、訳まだ終わってなかったんだ!ゴメン、紗綾また後で!!」