好きだなんて言わなければよかった【完】
*慎也と真生のafterstory*
慎也side
「おーい、慎也くんこの前のメールってどういう意味?」
おぉ、怖っ!!
見た目は、爽やかに微笑んでいるが、どう見ても目が笑ってないオレの友達、橘 真生。
そんな真生に
「はー?何の話ぃ~?」
なんて、わざと惚けたフリをするチャレンジヤーなオレ。
「…はは。慎也、これの話だよ。ほれ、お前が送ってきたんだろ?ん?」
そう言って、ぐいぐいと、押し付けるようにスマホをオレの目の前に突き出してくる。