好きだなんて言わなければよかった【完】


「さ、今日は、パーッと買い物してストレス発散しよぉー!」




「そうだね、今日は、とことん付き合うよ」




「おぉ、いつにもまして紗綾がやる気だわ〜よし、付き合ってもらおうじゃないの!」





そう言って、お互いに顔を見合わせて微笑んだ。






けど、この時の私は、まだ気づいていなかった。




今日、この日、





まさか、あんな風に巡り会うなんて…。



全然、考えてもみなかったんだ。



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