好きだなんて言わなければよかった【完】


「おー、紗綾、今日は、お前ん家の母さんいないらしいから家来て飯食えよ?旭も連れてこいよー」



「わかった!」




学校ですれ違う時にそんな風に声をかけてもらえるのも嬉しくて、私のお母さんが看護師で夜勤が多かったことにもすごく感謝していた。




だって、こうやって、真生くんの家に行けるしね。




ちなみに、旭っていうのは、私の2歳下の弟だ。





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