好きだなんて言わなければよかった【完】
だって、さっきまで、美生さん談義に花を咲かせていた私たちにととて、本人登場は、まさかの展開。
「え?な、何?なんで笑うのよー、ていうか、2人って知り合いだったの?」
いきなり笑われたことに、驚く美生さんがあんまりにもかわいくて、
そんな美生さんの反応に、
「み、美生さん、お久しぶりです」
慎也さんも笑いを堪えるのに必死なようだった。
そして、その夜、
私が美生さんに、
紗綾ちゃん、慎也くんと付き合ってるの!?
なんて、ズレた話をされて、またしても爆笑してしまったのは、また別の話。