エクスタシー ２ 〜極貧のオンナ？〜

あたしが背中のジッパーを上げようと苦心していた時、大島が『うーん』と、気持ち良さそうに伸びをした。

「あれ？」

ベッドの上に半身を起こした大島が、あたしを見て不思議そうな顔をした。

「キャプテン、おはようございます」

背中のジッパーを上げながら挨拶をすると、大島の顔が見る見る蒼くなっていった。

くるまっていたシーツをガバッと持ち上げ、自分の下半身を確認している。

そして微妙な表情で、ゆっくりと首をかしげた。