エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
「せ、関谷くん。俺、夕べ……」

やはり何も覚えていないらしい。

「はい。キャプテンったら、すっごく強くて……。私、びっくりしました」

顔面蒼白になった大島は、ベッドを飛び降りて、あたしの前に土下座した。

昨日はちゃんと服を着てたのに、今はなぜかトランクス一枚……。

しかも上半身は裸なのに、首にネクタイだけが残っている。

マジで酒グセ悪い。

「関谷くん、すまん!」

大島がカーペットに額をすりつける。

「キャプテン、ほんと、お強いですよねぇ、お酒」

「さ、酒?」


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