エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
それから一時間。
ずっと、悠斗の隣りに座り、甘い言葉を聴いていた。
真剣な声で誉め言葉を囁き続けられていると、自分が『イケてる美人』になったような錯覚に陥りそうになる。
「じゃあ、明日」
別れ際、悠斗が頬にキスしてきた。
「あ……っ……」
―――セ、セフィロス様の唇……。
顔を熱くし、背中に冷や汗をかきながら見たタケルは、現役ホストたちの失敗談に笑い転げている。
私のことなどどうでもいいのか、悠斗なんかに負けないというよほどの自信があるのか。
多分、前者だ……。
自棄になってしまいそうだった。
ずっと、悠斗の隣りに座り、甘い言葉を聴いていた。
真剣な声で誉め言葉を囁き続けられていると、自分が『イケてる美人』になったような錯覚に陥りそうになる。
「じゃあ、明日」
別れ際、悠斗が頬にキスしてきた。
「あ……っ……」
―――セ、セフィロス様の唇……。
顔を熱くし、背中に冷や汗をかきながら見たタケルは、現役ホストたちの失敗談に笑い転げている。
私のことなどどうでもいいのか、悠斗なんかに負けないというよほどの自信があるのか。
多分、前者だ……。
自棄になってしまいそうだった。