エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
私はプレゼントから外した包装紙を綺麗に畳みながら、チラチラとタケルの顔を盗み見ていた。
「あ、明日のことなんだけど……」
意味もなくリボンを指先に巻き付けながら、思い切って切り出した。
「明日?」
「ゆ、悠斗さんとの……デ、デ、デート……」
「ああ」
まるで忘れていたような顔。
「あ、あれ……、やっぱ断ろうかな……」
―――セフィロス様とのデートなんて危険すぎる。
「なんで?」
「なんでって……」
私が断ろうとしている理由がわからないタケルに愕然とした。
「あ、明日のことなんだけど……」
意味もなくリボンを指先に巻き付けながら、思い切って切り出した。
「明日?」
「ゆ、悠斗さんとの……デ、デ、デート……」
「ああ」
まるで忘れていたような顔。
「あ、あれ……、やっぱ断ろうかな……」
―――セフィロス様とのデートなんて危険すぎる。
「なんで?」
「なんでって……」
私が断ろうとしている理由がわからないタケルに愕然とした。