エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
私はここが路上だということも忘れて声を上げていた。

「イ……イッちゃう……」

夢中でタケルに抱きつきながら絶頂を迎えた。


はぁ……。

はぁ……。


私だけが息を乱している。


私はタケルが運転席に戻った後も、ボーッとして車の天井を見つめていた。

私だけを満たした彼は、どこかぼんやりした目で窓の外を眺めている。

何か考え込んでいるような表情。

その横顔を見て、わけもなく不安になった。


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