エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
悠斗のお陰で、憧れの作家さんと握手をし、イラスト集にサインをしてもらうことが出来た。
サロンで癒されたし、ずっと買いたかったベビー用品も買えた。
時々だけど、自分の立場や外見を忘れることも出来た。
「今日は有難うございました。本当に楽しかったです」
助手席で心からのお礼を言った。
「どうしてそんな『もう終わり』みたいな言い方するわけ?」
「どうしてって……」
「今日が始まりでしょ?」
―――始まり……。
とてもそうは思えない。
「ごめんなさい。私やっぱり悠斗さんが本気で私のこと想ってくれてるとは思えないんです」
思わず本心を告白してしまった。
少し寂しそうな表情になった悠斗が
「理沙さん。最後に俺の行きたい所、付き合ってもらえますか?」
と、小さく笑った。
サロンで癒されたし、ずっと買いたかったベビー用品も買えた。
時々だけど、自分の立場や外見を忘れることも出来た。
「今日は有難うございました。本当に楽しかったです」
助手席で心からのお礼を言った。
「どうしてそんな『もう終わり』みたいな言い方するわけ?」
「どうしてって……」
「今日が始まりでしょ?」
―――始まり……。
とてもそうは思えない。
「ごめんなさい。私やっぱり悠斗さんが本気で私のこと想ってくれてるとは思えないんです」
思わず本心を告白してしまった。
少し寂しそうな表情になった悠斗が
「理沙さん。最後に俺の行きたい所、付き合ってもらえますか?」
と、小さく笑った。