エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
ヒロトのマザコンぶりにげんなりしながらカートを押し、ミールのトレーを集めた。
その時、藤山がハンカチでヒロトの唇についたソースをぬぐっているのを目撃した。
ヒロトは幼稚園児のようにじっとして、藤山のなすがままになっている。
―――ムリッ!
あたしはその光景から顔をそむけた。
ギャレーに駆け込み、どうやってヒロトとのゴールインを回避するか、そればかり考えていた。
目の前では可奈子が往路と同じグラタンをつついていた。
その時、藤山がハンカチでヒロトの唇についたソースをぬぐっているのを目撃した。
ヒロトは幼稚園児のようにじっとして、藤山のなすがままになっている。
―――ムリッ!
あたしはその光景から顔をそむけた。
ギャレーに駆け込み、どうやってヒロトとのゴールインを回避するか、そればかり考えていた。
目の前では可奈子が往路と同じグラタンをつついていた。