エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
「脱がせて」

うつ伏せて膝を曲げ、両足を軽くバタ足。

尚道が相手だと、こんな態度も平気でとれちゃう。

結婚対象から外れてるからかな……。

あたしの足に触らないように気遣ってるんだろうか。

尚道はヒールの部分を掴むようにして靴を脱がせた。

「ねぇ」

甘い声で呼び掛けただけで目を泳がせている。

「肩、もんでくれない?」

「え?」

「早くしてよ。カチカチなんだから」

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