エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
タケルが私の背中から手を離し、ボトムのポケットを探った。
そこから何かを掴み出して、ぶっきらぼうに私の右手を取る。
手のひらに何かが乗せられた。
「指輪?」
リボンも包装紙もケースもない。
手のひらの上の剥き出しのプレゼント。
シンプルなリングの中央に、私の誕生石である真っ赤なルビーが埋まっている。
「理沙がちゃんと俺の所に帰ってきたら、渡そうと思ってた」
プラチナリングの内側に『T to R』と刻印されている。
「マリッジリング……」
後は涙で言葉がつながらなかった。
そこから何かを掴み出して、ぶっきらぼうに私の右手を取る。
手のひらに何かが乗せられた。
「指輪?」
リボンも包装紙もケースもない。
手のひらの上の剥き出しのプレゼント。
シンプルなリングの中央に、私の誕生石である真っ赤なルビーが埋まっている。
「理沙がちゃんと俺の所に帰ってきたら、渡そうと思ってた」
プラチナリングの内側に『T to R』と刻印されている。
「マリッジリング……」
後は涙で言葉がつながらなかった。