エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
藤山がウェッジウッドのティーカップを持ち上げながら言った。
「美穂さん。私にはあなたの気持ち、よくわかるの」
「え?」
ドキッとした。
ヒロトのマザコンぶりに鳥肌たててる内心を覗かれたのかと思った。
「あなた、仕事と結婚の間で揺れてるのね」
「はぁ?」
「隠さなくてもいいわ。私もそうだったんだから」
「は、はぁ……」
―――全然わかってないじゃん……。
「美穂さん。私にはあなたの気持ち、よくわかるの」
「え?」
ドキッとした。
ヒロトのマザコンぶりに鳥肌たててる内心を覗かれたのかと思った。
「あなた、仕事と結婚の間で揺れてるのね」
「はぁ?」
「隠さなくてもいいわ。私もそうだったんだから」
「は、はぁ……」
―――全然わかってないじゃん……。