エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
ある週末、タケルが私をドライブに誘ってくれた。

「どこまで行くの?」

ウキウキしながら助手席に乗って尋ねた。

タケルは意味ありげに笑っただけで答えなかった。

―――本当は行き先なんてどこでもいい。

タケルと一緒ならどこでも。



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