エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
腐女子1名と腐男子2名。

リビングでお茶しながら、BL談議に花が咲いた。

かなり盛り上がってるところに、タケルが帰ってきた。

不機嫌な顔。

ピンク色に弾んでいたリビングの空気が、いきなりピンと張り詰めた。

「お前さぁ。元気になったんなら連絡して来いよ」

それだけ言って、タケルは部屋に入って行く。

私は慌ててケータイを開いた。

横着して、過去の受信メールを使って返信するクセが裏目に出た。

うっかり美穂からのメールに返信している。

―――やばい。間違えた。


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