エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
不穏な空気を察したように、ノゾミさんが立ち上がった。

「すみません。こんな時間まで騒いじゃって」

申し訳なさそうな言い方だった。

「あ。ううん。ありがとう、来てくれて」

私も見ていたケータイを畳んでソファーを立った。

「えー? もう帰んのぉ? せっかく盛り上がって来たとこなのに」

シュン君が不満そうな声を上げた。 
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