エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
「んん……っ」
キスだけでよがっちゃう自分が情けない。
唇を離したタケルが、じっと見つめてくる。
「やりたくなった?」
「う、うん……」
こうやって、必ず私の口から言わせる。
キスをせがむのも、抱いて欲しいって言うのも私から。
タケルは本当に私のことを求めているんだろうか……。
「や、やっぱり今日はやめとく」
初めて自分から『やめる』と言ってみた。
「ふうん」
タケルがあっさり立ち上がる。
その瞬間、もう激しく後悔している自分がいた。
タケルの方は、怒っている様子も残念がっている様子もない。
いっそ、押し倒してくれたらいいのに。
―――牛のくせに、ナニ贅沢なこと考えてんのよ。
美穂の声が聞こえた気がした。
キスだけでよがっちゃう自分が情けない。
唇を離したタケルが、じっと見つめてくる。
「やりたくなった?」
「う、うん……」
こうやって、必ず私の口から言わせる。
キスをせがむのも、抱いて欲しいって言うのも私から。
タケルは本当に私のことを求めているんだろうか……。
「や、やっぱり今日はやめとく」
初めて自分から『やめる』と言ってみた。
「ふうん」
タケルがあっさり立ち上がる。
その瞬間、もう激しく後悔している自分がいた。
タケルの方は、怒っている様子も残念がっている様子もない。
いっそ、押し倒してくれたらいいのに。
―――牛のくせに、ナニ贅沢なこと考えてんのよ。
美穂の声が聞こえた気がした。