エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
大島はあたしを見て、すぐに可奈子の手を離した。
「あ。関谷くん。香港についたらさぁ、一緒に食事して足底マッサージ、いかない?」
それを言いにわざわざ一番前のコックピットからこの最後尾まで来たのか。
「いいですけど、この揺れ大丈夫なんですか?」
「平気、平気。コパイ(副操縦士)の加藤君がいるし、オートクルーズ(自動操縦)中だから……」
言い終わらないうちに、機体がドスンドスンと落下するように揺れた。
キャビンで悲鳴があがる。
大島の顔色が変わった。
「やっべ。じゃ、あとで」
揺れる機体。
血相を変えて通路を走っていく機長。
バレたら間違いなく始末書だ。
「あ。関谷くん。香港についたらさぁ、一緒に食事して足底マッサージ、いかない?」
それを言いにわざわざ一番前のコックピットからこの最後尾まで来たのか。
「いいですけど、この揺れ大丈夫なんですか?」
「平気、平気。コパイ(副操縦士)の加藤君がいるし、オートクルーズ(自動操縦)中だから……」
言い終わらないうちに、機体がドスンドスンと落下するように揺れた。
キャビンで悲鳴があがる。
大島の顔色が変わった。
「やっべ。じゃ、あとで」
揺れる機体。
血相を変えて通路を走っていく機長。
バレたら間違いなく始末書だ。