エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
初めて聞くような、いい返事をした可奈子は、私と反対の通路に回って、乗客に声をかけ始めた。
―――やりゃ出来るじゃん。
その後も小さな揺れが続き、気分が悪くなる乗客が続出。
可奈子が付き添っていた一人旅の小学生がいきなり嘔吐した。
―――なんで隣りに座ってんのに、床に吐かせちゃうわけ?
心の中で可奈子を罵りながら、雑巾と消臭スプレーを持って走った。
吐いた子供は号泣。
けど、そんなのかまってはいられない。
「早く拭いて!」
あたしは可奈子に雑巾を投げつけた。
「は、はい」
可奈子が恐る恐る吐瀉物の側にしゃがんだ。
―――やりゃ出来るじゃん。
その後も小さな揺れが続き、気分が悪くなる乗客が続出。
可奈子が付き添っていた一人旅の小学生がいきなり嘔吐した。
―――なんで隣りに座ってんのに、床に吐かせちゃうわけ?
心の中で可奈子を罵りながら、雑巾と消臭スプレーを持って走った。
吐いた子供は号泣。
けど、そんなのかまってはいられない。
「早く拭いて!」
あたしは可奈子に雑巾を投げつけた。
「は、はい」
可奈子が恐る恐る吐瀉物の側にしゃがんだ。