エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
「はい。全部、こちらのお客様が」
沢井が何食わぬ顔をして嘘をついた。
子供が泣きじゃくっていて喋れないのをいいことに。
―――ばか。これ、全部この子供が吐いたんだとしたら、致死量だよ。
「わ、私が……。私が吐きました」
あたしは仕方なく自分が吐いたことにした。
―――覚えてろよ、沢井。
「わかりました。関谷さん、あとでお話したいことがあります。ホテルに着いたら私の部屋に来てください」
「は、はい……」
―――最悪……。
沢井が何食わぬ顔をして嘘をついた。
子供が泣きじゃくっていて喋れないのをいいことに。
―――ばか。これ、全部この子供が吐いたんだとしたら、致死量だよ。
「わ、私が……。私が吐きました」
あたしは仕方なく自分が吐いたことにした。
―――覚えてろよ、沢井。
「わかりました。関谷さん、あとでお話したいことがあります。ホテルに着いたら私の部屋に来てください」
「は、はい……」
―――最悪……。