エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
8.シャンパンタワー @理沙
日曜日。
朝イチで美容院へ行った。
今日はタケルのホストクラブ時代のお友だちが家に来る。
少しでもキレイにしておきたい。
雑誌で選んで予約した青山の美容室。
芸能人ご用達のサロンのドアをドキドキしながら押した。
「いらっしゃいませ」
私を見てスタッフの人たちの笑顔が固まったような気がした。
中にいるのは女優さんみたいに綺麗な人や、アイドルみたいに可愛い女の子たち。
―――とっても場違い……。
帰りたくなる私の前に、『店長』のプレートを付けた女性が立った。
はっきりした顔立ちに、ウエービーなショートヘアがよく似合っている。
―――素敵な人……。
「お待ちしておりました。11時ご予約の萩野様ですね?」
「は、はい。すみません」
客なのに、なぜか謝っていた。
朝イチで美容院へ行った。
今日はタケルのホストクラブ時代のお友だちが家に来る。
少しでもキレイにしておきたい。
雑誌で選んで予約した青山の美容室。
芸能人ご用達のサロンのドアをドキドキしながら押した。
「いらっしゃいませ」
私を見てスタッフの人たちの笑顔が固まったような気がした。
中にいるのは女優さんみたいに綺麗な人や、アイドルみたいに可愛い女の子たち。
―――とっても場違い……。
帰りたくなる私の前に、『店長』のプレートを付けた女性が立った。
はっきりした顔立ちに、ウエービーなショートヘアがよく似合っている。
―――素敵な人……。
「お待ちしておりました。11時ご予約の萩野様ですね?」
「は、はい。すみません」
客なのに、なぜか謝っていた。