エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
どこか納得しきっていない三人をタクシーに押し込んで、とりあえず女人街へ向かった。

るるぶに掲載されていた酒家の中で一番安い店を選んで入った。

中華、飲茶、紹興酒。

三人とも結構な胃袋。

『ちょっとは遠慮しろよ』と言いたくなる気持ちをグッとこらえて、あたしも負けずに飲み食いした。

フェリーで対岸に渡り、夜景を眺めた帰りにもう一軒。

財政はかなり厳しい。

が、その頃には三人とも御機嫌だった。
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