エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
「理沙さん。何やってるんすか」
一番若そうな男の子が、キッチンカウンター越しに声を掛けてきた。
「あ、洗い物を……」
「そんなの俺がやります。主役は座ってて下さいよ」
「は、はい……」
仕方なく蛇口の水を止め、泣きそうになりながらリビングへ行った。
「タケルさんにはホント世話になりました。売上ヤバい時とか、金払いのいい客回してもらって」
一番最初に薔薇の花束をくれた男の人が、タケルに頭を下げた。
「それでもナンバーワンってのが、コイツの憎たらしいところだった」
そう言って、先輩らしきホストが笑った。
「タケルさんのバースデーイベントなんて、客が店に入りきれないからって、ホール借り切りましたよね」
皆が口々にタケルの武勇伝を語る。
一番若そうな男の子が、キッチンカウンター越しに声を掛けてきた。
「あ、洗い物を……」
「そんなの俺がやります。主役は座ってて下さいよ」
「は、はい……」
仕方なく蛇口の水を止め、泣きそうになりながらリビングへ行った。
「タケルさんにはホント世話になりました。売上ヤバい時とか、金払いのいい客回してもらって」
一番最初に薔薇の花束をくれた男の人が、タケルに頭を下げた。
「それでもナンバーワンってのが、コイツの憎たらしいところだった」
そう言って、先輩らしきホストが笑った。
「タケルさんのバースデーイベントなんて、客が店に入りきれないからって、ホール借り切りましたよね」
皆が口々にタケルの武勇伝を語る。