エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
私の視線に気づいたように、悠斗が笑みを浮かべて手招きした。

ドキッと心臓が跳ねる。

私はおずおずと元いた場所に座った。

早速、悠斗が体を寄せてきた。

「明日。俺、休みなんです」

「そ、そうですか……」

「デートしよ?」

「はい?」

すぐ傍に夫のいる妊婦を誘う神経が理解できない。

「タケルさんの許可はもらってますから」

「嘘……」

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