あなたを好きにはなりたくないです…

そうすると甘奈はゆっくり首を振った。

え…嫌じゃないのか⁇

俺がびっくりしてると

「大丈夫…てか…嫌じゃなくて…その自分でもびっくりしちゃって…今まで…呼ばれるの嫌いだったから…」

俺は思わず抱きしめる。

「それって俺なら嫌じゃないって事だよな⁇」

「…ぅん」

「俺は特別って事だよな⁇」

「ふふっ、そうだね。」

ちょっと笑いながら答えてくれる。

「俺、マジ甘奈の事好き」
と言うと

「…あた…しも…た…いし好き」

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