幼なじみは年の差7歳
丘の上の公園。
良明くんと会う約束をした場所。
待ち合わせの時間まではまだある。
でも家に居たくなかった。
良明くんはまだ来ていない。
街が一望出来るこの場所はデートスポットになっている。
周りには2、3組のカップル。
みんな夕焼けを見つめている。
「美和ちゃん」
肩を叩かれ振り返る。
そこには、息を切らした良明くんが居た。
「ごめんね、急に。大丈夫?」
「ん、大丈夫。どうかしたの?とりあえずベンチ座ろっか」
周りと少し距離のあるところのベンチに座る。
「で……何かあったの?」
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