幼なじみは年の差7歳
傷
空が青い。
綺麗な空。
温かい、手。
「……気がついた?」
冬馬兄ちゃん。
どこかホッとしたような、今にも泣き出しそうな顔だ。
「傷はたいしたことないって。
先生を呼んでくるよ」
傷……?
先生……?
ここは病院?
「冬馬兄ちゃん、私……」
「待ってて?すぐ戻るから」
ちょっと、待って。
私……なんでここに居るの?
この傷は、何?
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