幼なじみは年の差7歳
予鈴が鳴り響く。
そのチャイムの音を聞きながら、私は良明くんを見つめていた。
それからハッとし、急いで教室に向かう。
「またね」と言う良明くんの声を聞きながら……。
「どしたの?赤い顔して」
「え?やっ、なんでもない!」
なんなのよあの人……いきなり、告白?
何考えてんのよ。
ぶつぶつ言いながら席に着く。
不思議そうな顔で見てくる麻実ちゃんに私は何も言わず、たださっきのことを考えていた。
突然の告白。
告白したことはあったけど、されたことはなかった。
なんでだろう、ドキドキが止まらない――。