幼なじみは年の差7歳
……なんで笑顔なのかな。
あんた、美和に騙されたんだよ?
なのに私を見て笑って、手まで差し出して……。
「……ご飯奢ってくれるなら、行ってもいいよ?」
「うわ、嫌な女ー。
彼女でもないくせに偉そうにー」
……彼女でもない女に声かけてきたのはそっちでしょ。
良明に色々言われながらも、私は隣に並んで歩くことにした。
良明と一緒に居られる。
良明が誘ってくれた。
それが嬉しかった。
良明からしたら、私はただ「嫌な女」なんだろうけど、
そんな「嫌な女」を誘ってくれて嬉しかった。
「で、何する?」