幼なじみは年の差7歳


私は何を思ったのかそれを取り、メールの受信ボックスを開いてしまう。

見なきゃ良かった……と後悔しても後の祭りだ。


AIKO



アイコ?

……何、誰?



受信ボックスはその人の名前で埋めつくされている。


中身までは見れずケータイを閉じた。



信じたくなかった。

冬馬兄ちゃんが私の知らない人とメールしてるなんて……。


受け入れたくなかった。



「美和、入っていい?」

冬馬兄ちゃんの声がドアの向こうからした。
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