幼なじみは年の差7歳


翌日。


「人の携帯見るなんて、あんた最低だねぇ」


麻実ちゃんに言われ、へこむ。

確かに最低……。

自分でそう思うから反論出来ない。


「でも、誰だろうね?」
「今は聞かないで、って言われた」


どうゆうことなのかわからなかった。


内容を見ていれば少しは言葉の意味がわかっただろうか?なんて考える。

「アイコ、かぁ。会社の人じゃないの?」

「んー……違うと思う。
内容は見てないけど、メールのタイトル……ハートだらけだった」


絵文字ばかりで、冬馬兄ちゃんに好意のある人だと感じた。


職場は男ばかりと聞いていたし、会社関係とは考えづらい。



「俺の知り合いにアイコって人居るけど」


近くに居た良明くんが声をかけてくる。
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