幼なじみは年の差7歳


麻実ちゃんたちが傍に居てくれる。

それが私を安心させた。


「ねぇ、雨降ってきちゃったね……誰か傘持ってる?」

私は首を横に振り、薄暗い外を見つめる。


天気予報では、雨は夜からだったはず……。


何か嫌な気分だ。



「冬馬さん呼ぼうか。
たまにはアッシーになってもらお!」


携帯を開きメールを打ち始める麻実ちゃん。
私はまた外を見、小さくため息をついた。
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