幼なじみは年の差7歳
――……。
痛っ……。
……何があったの?
ここどこ?
私……どうしたんだっけ?
「やっと起きた?」
低く冷たい女性の声に体が反応する。
暗い部屋の中、声のした方に目を凝らす。
「あの男はもう居ないから安心して。今は私だけ」
……男?
そうか、私……学校で……。
男の人にお腹を……。
気絶したんだ、多分。
思い出したらお腹に痛みが走る。
なんなの?
ここどこ……。
そんなことを考えていた時、突然パッと辺りが明るくなり目が眩む。
「山寺美和ちゃん。
私の邪魔をする子は、どうなるかわからせてあげなくちゃね」