幼なじみは年の差7歳
隣に来た良明くんは、私の手を握って離さない。
「家まで送っていい?つけて来ちゃった」
「……ストーカー」
「まぁいいじゃん。なんか奢るからさ」
そのままファーストフード店に連れられていき、飲み物を奢ってもらった。
積極的だなぁ。麻実ちゃんみたい。
そう思いながら良明くんを見る。
席に座り、二人で色々な話をした。
授業のこと、好きな音楽や食べ物のこと、
本当に色々だ。
「それでさ、俺と付き合ってくれる?」
……そういえばそんなこと言われてたっけ、なんて思い出す。