幼なじみは年の差7歳


見れば周りはラブホテルばかり。

時々来る車のうち何台かはホテルへと入っていく。


「何もしない?」

「しない」


「絶対?」

「絶対」



そんなやり取りをし、俺たちはホテルに入ることにした。



パネル操作で空いている部屋を選択して、後は部屋に行くだけ。

清算は部屋で出来るから、高校生とはバレないだろう。
まぁ、カメラには映っているだろうけど……。


エレベーターの中、麻実は視線を落としたままだ。


いつもはうるさいくらいに元気なのに。

まぁ時間も時間だから、元気過ぎても困るけど。

部屋に入って、俺はそのままベッドに横になる。

「ちょっと疲れたな」


「そだね」

麻実も隣に来、横になる。


お互い無言で、天井を見つめるばかりだ。


「明日学校休もうかな」

ふと、麻実が呟く。
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