幼なじみは年の差7歳
突然


……先輩の傍に居る。

そう決めた俺。


そう決めたのに。



「学校に、来てない?」

学校を休んだ日の、翌日。

先輩の元へ向かった俺はそんなことを聞かされた。


「うん、昨日も来てないよ。何かあったの?
先生にも連絡無いみたいだし。
良明くん何か知ってる?」


「や、何も……。
あの、先輩が学校来たら俺に連絡貰えます?」

「あぁうん、いいよ。
個人的なやり取りもいい?」


ニコニコする先輩の同級生。

苦笑気味に「はい」と返事をし、頭を下げる。


それから、歩きながら先輩の携帯にかける。
コールはするものの、誰かが出る様子は無い。



そのまま留守電になってしまった。


「……アイコ?なんで学校来てないの?
これ聞いたら連絡して。
電話でもメールでもいいから」


昨日、彼女の家に行っておくべきだったと今更後悔する。
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