幼なじみは年の差7歳


「美和はまだ若いしさ、いっぱい色んな恋出来る。
俺を待つより、そうゆうことしてる方がいいんじゃないかなって思って」

……待ってよ。


なんでそんなこと言うの?

私は冬馬兄ちゃんが好きなのに。

それに、責任取るって言ったじゃない。

なのに――。


「……冬馬兄ちゃんは、別れたいの?」


私は、邪魔?

居ない方がいい?
その方が迷惑にならない?


「寂しい思いをさせたくないだけだよ」

「私はっ……!」


私は、

傍に居たいのに。



「……別れよ、っか」

目を逸らして私はそう呟いた。

私が傍に居たら、きっと邪魔なんだ。


そう思った。
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