幼なじみは年の差7歳
数年ぶりに唇を重ね合わせ、離した時二人で笑う。
今までにない穏やかな時。
幸せ。
「今日ね、麻実ちゃんの顔見て……正直羨ましく思った。
好きな人とこれから先、ずっと一緒なんだなぁって。
幸せそうな顔してる麻実ちゃんを見て、羨ましかったんだ」
美和の本音。
幸せになりたいと願う強い気持ち。
それに応えるのは、俺の役目。
「心配すんな。
不幸になんて、させないから」
大丈夫だから、と美和に笑みを見せる。
不幸になんてさせないし、ならない。
美和を幸せにしたい。
美和と幸せになりたい。
俺の気持ちを察したのか、美和も笑った。