幼なじみは年の差7歳
その日の放課後。
教室に残る私と麻実ちゃん。そして、良明くん。
「……二人で話したいんだけど、いい?」
いつもと変わらない、優しい笑顔で麻実ちゃんに言う良明くん。
心配そうに私を見る麻実ちゃんに、「大丈夫だから」と言った。
「先帰ってて?大丈夫だから」
「ん……後でメールして」
私が笑うと麻実ちゃんも笑い、カバンを持って教室を出ていった。
「ごめんね」
二人きりになり、良明くんが呟いた。