幼なじみは年の差7歳
良明くんと別れてすぐなのに、私は笑ってる。
それは多分、冬馬兄ちゃんのおかげ……。
冬馬兄ちゃんが居てくれるから私は笑っていられる。
洗い物を終え、ソファに座る。
隣には冬馬兄ちゃんが居る。
私が座るのとほとんど同時にケータイを閉じて、タバコを灰皿に押し付けた。
「……」
「……」
お互い無言だ。さっきまで笑い合ってたのが嘘みたいに思える。
「話してくれる?美和」
ようやく言葉を発した冬馬兄ちゃんに私は頷いた。