幼なじみは年の差7歳
……有り得ない。
今までこんなこと無かった。
幼なじみだし、じゃれたりとかはあるけど……。
真剣な話をしてる時に抱き締められるなんて、
今まで無かった。
冬馬兄ちゃん……どうして抱き締めたの?
なんで?
……同情?それだけ?
「あの、ご飯ごちそうさま」
冬馬兄ちゃんの顔を見ることなく私は家を飛び出した。
「……無理してんのは俺の方か」
そんな呟きを、私は知らないで過ごしていく。
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